近頃では、「歯周病」というという言葉はほとんどの人が知っていますが、その原因はプラーク(歯垢)だといわれていました。そのためしっかり歯みがきをして、歯垢をとることに神経を向けていましたが、その他にもさまざまな原因があることが分かってきたようです。
一つは、歯並びや咬み合わせ、被せ物が原因となっている場合で、このタイプの特徴としては、ほかの歯は健康なのに、原因となるものがある歯のみが悪くなることのようです。歯石やプラークもこのタイプに入り、局所的な原因を取り除くだけで、比較的簡単に治るようです。
もう一つは、歯周病になりやすい体質になっているケースで、この場合は歯周病が口の中全体に広がっているのが特徴です。このタイプは生活習慣病などの全身の要因が影響していることから、歯科医院での一般的な治療で進行を止めることが難しくなります。